ちりめん風呂敷を広めたい

臨機応変に利用できる風呂敷

一時期は流行の波に押されてあまり目にすることもありませんでしたが、
近年になり風呂敷が見直されていることをご存知でしょうか。

菓子折りなどの四角いものはもちろんのこと、細長い一升瓶や丸いスイカなど
風呂敷はたった1枚の布切れでありながらどのような形にも変化させることが
可能なように、「物」に合わせてさまざまな包み方ができる万能布、
それが日本に古来から伝わる伝統的な「トートバッグ」である
風呂敷の魅力です。

多様な形に包める

そんな風呂敷には着物を着た女性が持つもの、というイメージがありますが、
実はアウトドアでもとても便利なツールに早変わりします。

例えば消費する食糧を包んで持って行く場合、その量に応じた大きさに
まとめることができますし、食糧がすべてなくなってしまえば折りたたんで
持って帰ることができるなど、帰りの荷物をコンパクトにまとめることもできます。

また、お土産などを買って急に荷物が増えた場合等でも包んで持って
帰れるなど、臨機応変に利用することが可能です。

その他にもいろいろな使い道があり、1枚持っていると何かと重宝するので、
有効活用して身軽な身支度、そして簡単な帰り支度を両立させてみてはいかがでしょうか。

アウトドアでの風呂敷の活用法

最近ではさまざまな便利グッズが揃っていますが、風呂敷が1枚あれば
それの代用品としても使うことができます。

風呂敷のアウトドアでの活用法としては、まずは「敷き物」があります。
風呂敷は包むばかりではなく広げればシート替わりに使うことができるので
わざわざテーブルクロスを購入して持って行かなくても
広げて代用することができます。

敷物として風呂敷を使う

他にもベンチやチェアーが汚れている場合などでも上からかければ
座ることができますし、地面が濡れていなければレジャーシートにも
なるので、ピクニックなどにもおすすめです。

更に、広げて紐で結べば簡易タープとしても利用可能です。
四隅をロープで結んでポールや木に張っておけば日よけとして使うことが
できますが、その際には四隅にストッパーとなる小石などを包んで
それを縛るようにするとほどけにくくなるので覚えておくと便利です。

また、テントやバンガローなどの窓に吊り下げればプライバシーを
守ることもできるうえ、荷物に風呂敷をかけておくだけでも
他人に見られずに済むというメリットもあります。

ケガをした場合でも止血や包帯代わりにもなるなど大変便利に使うことが
できるので、出かける際は荷物の片隅に1枚忍ばせてみてはいかがでしょうか。